こんにちは!バスケットボールスクール「GIVE AND GO」代表の山城拓馬です。今回は、小学生から中学生のバスケプレイヤーやその保護者の方に向けて、”1on1(ワン・オン・ワン)”に強くなるためのポイントをわかりやすく解説します。

1on1の強さは、バスケの試合で目立つプレーだけでなく、選手の自信や成長にもつながります。しかし、「どうやって練習すればいいかわからない」「試合になるとドリブルが通用しない」と悩む子どもたちも多いはず。
この記事では、GIVE AND GOの現場で実践している練習メニューや心構え、よくある間違いなどをまとめました。ぜひ最後まで読んで、お子さんのバスケ上達に役立ててください!
1on1とは何か?その重要性を理解しよう
1on1とは、攻撃側1人と守備側1人の勝負のこと。試合の中でもっともシンプルな状況で、個人スキルが問われます。これが上手くなると、以下のような変化が生まれます:
- ボールを持ったときに迷いがなくなる
- 自信を持ってプレーできるようになる
- チーム内で頼られる存在になれる
- 他の選手との競争に強くなる
だからこそ、GIVE AND GOではどのレベルの選手にも1on1の指導を大切にしています。
よくある悩み:1on1が上手くいかない理由とは?
以下のような声を多く聞きます:
- 「いつも相手にボールを取られてしまう」
- 「フェイントが効かない」
- 「相手のディフェンスが強くて抜けない」
このような悩みの原因は、大きく次の3つに分けられます。
① ドリブルが単調
同じリズム、同じスピードでのドリブルは守りやすくなります。特に始めたばかりの時は”クセ”が強くなりがちです。
② 判断力が遅い
「いつ仕掛けるか」「相手の重心はどこか」などの判断が遅れると、相手に守られてしまいます。
③ 自信の欠如
うまくいかなかった経験が続くと、攻める気持ちが弱くなり、余計にプレーが消極的になります。
コーチ直伝!1on1が強くなる5つの練習ドリル
ドリル①:ミラードリブル(左右ミラー練習)
目的:両手のスキルを均等に伸ばす
やり方:
- 鏡の前に立つ、または友達と向き合う
- 片手でドリブルしながら、もう片方をミラーするように真似する
- 速さ・高さ・リズムを変えて行う
ポイント:意識的に”弱い方の手”を使うこと。
参考動画:
ドリル②:リアクションドリブル
目的:反応スピードを鍛える
やり方:
- ペアで行う
- 指導者や相手が「GO」や「CLAP」で合図
- そのタイミングで方向を変えてドライブ
ポイント:リアクション速度が1on1の勝敗を左右します。
ドリル③:ストップ&ゴー
目的:リズム変化によるフェイント強化
やり方:
- ドリブルで前進
- 急停止 → 1秒止まる → 一気に再加速
- バックドリブルも加えると効果UP
ポイント:リズムを変えることで相手のタイミングをずらす。
参考動画:
ドリル④:ショルダータッチ1on1
目的:重心・距離感を読む力の育成
やり方:
- 肩の高さで互いに構える
- ドリブルしながら肩にタッチできたら1点
- 攻守交代しながら行う
ポイント:距離感とフェイクの駆け引きに集中。
ドリル⑤:制限時間1on1(5秒以内)
目的:判断スピード・決断力の養成
やり方:
- 通常の1on1に5秒の制限をつける
- 攻撃側は仕掛けのタイミングを早くする
ポイント:「迷わず決断する習慣」が自然に身につく。
試合で活きる!1on1の心構え5か条
- 最初の一歩を全力で踏み出せ!
- フェイクは”本気で”やるから効く
- 抜けないならリズムを変えろ
- ミスしても顔を上げてプレーを続けろ
- 1on1は勝ち負けより挑戦が大事
練習頻度と成長スピードの関係
「どれくらい練習すれば1on1が上手くなるの?」という質問も多く受けます。
答えは明確です:
- 週2〜3回以上の1on1練習が理想
- 1回あたり10〜15分でOK
- 大事なのは”意識の質”
習慣化されれば、1ヶ月〜3ヶ月で明らかにプレーに自信が出てきます。
よくある失敗とその対策
ミス①:正面からしか攻めない
→ 対策:角度をつけたアタックを覚える。サイドラインを使おう。
ミス②:スピード勝負に頼りすぎ
→ 対策:ストップ&フェイクを加えることで変化を。
ミス③:守られた=失敗と思っている
→ 対策:「攻めたこと」を褒める意識。結果よりプロセスに注目。
まとめ:1on1は”失敗を楽しむ”ことから始まる
1on1が得意な選手に共通しているのは、”失敗を怖れない”ことです。勝ち負けより、チャレンジの回数・経験値が将来の大きな差になります。
GIVE AND GOでは、選手一人ひとりの特徴を見ながら、1on1の練習をカスタマイズしています。この記事を通じて、お子さんの可能性が少しでも広がるきっかけになれば嬉しいです。
今後もバスケ上達に役立つ情報を発信していきますので、ぜひブログをチェックしてくださいね!
GIVE AND GO バスケットボールスクール コーチ 山城拓馬
コメント